外資系ってすぐクビになるの?【外資系転職の真実】

2020-08-15

外資系に転職したら、簡単にクビにされるの・・・?

落ち込むサル

英語を使った仕事をしたくて、外資系に転職を考えているけど、
外資系企業ってすぐクビにされるイメージが強い・・

外資系=すぐクビになるというイメージを持つ人は多くない。
実際に私の周りでもクビになった人もいるし、私自身も部署がなくなって部署全員クビというのを体験したことがある。
ただ、実際は世間で思われているイメージより少ないのではないかと思う。

外資系企業でクビになる理由って何?

外資系企業がリストラを実施するとき

クビ(レイオフ)は様々な理由とタイミングで発生する。一概に言えないけれど、このような場合が例である。

  • 部署、チームを解体
  • 他の会社に買収された
  • セクハラ、パワハラなど
  • 契約の捏造やコンプライアンス違反
  • 個人の目標未達成
  • 会社のパフォーマンス向上のため定期的に

これらは一例で当てはまってもクビにならないケースもあれば、
全く違う理由でクビになることもある。

あとは企業文化の違いは大きい

ビジネス拡大のためにリストラやクビに躊躇しない会社と、
外資系企業でも、日本企業のようにクビにしないで、みんなで一緒に助けようという文化の会社がある。
前者の文化だとクビやリストラは少なくないと言える

営業系は成績次第のことが多い

経験上、営業の成績未達によるレイオフは少なくない
会社によって、営業成績が3か月未達だったら退職勧告を進めることもあれば、1年未達であれば退職を促されることもある。
また、あるタイミングで、営業成績の○○位以下は退職ということも少なくない。

営業は良くも悪くも、成績が最も分かりやすい職種のひとつ。

営業成績が良ければ、20代で年収2000万稼ぐ営業もいるし、
成績が伸び悩んで数か月には会社からいなくなっている人もいる。

仕事をしないのに、クビにならないことも多い

私が外資系に転職して実感しているのは仕事をしなくてもクビにならない人は意外に多い。
理由は、以下の通りだと考えている。

  1. 日本は他の国よりも法律的にクビ・リストラの敷居が高い
  2. 外資系でも日本人が上司だと、保守的で部下へのクビ宣告を避けるための交渉が上手い

特に私の経験上、2の理由は強く、こういう上の人たちを沢山見てきた。

上司が仕事しない人の仕事を仕事できる人に任せる
↓↓
仕事しない人の成績は(表面上)安定
↓↓
仕事しない人のクビは不要になる

私はこのケースを何回も見てきた。
ただこれが正しいとも清いとも思ってないから、仕事を任された方としては腹が立つ仕掛けだと思っている。

割と外資系企業って転職すると裏があるんだなと、今でも感じている(笑)

周りの評判でクビになる人もいる

前述したように会社やチームのパフォーマンス向上目的でクビにされることもある。その場合は、先ほどの仕事しない人も逃げられないケースが多い。

このようなクビはほぼない会社も多いので、定期的にあるかを事前に転職エージェントなどに相談して探りを入れても良いと思う。

このケースだと、以下のような人がターゲットになりやすい。
仕事しない人は真っ先にターゲットになる可能性があるが、人数が足りない場合はその他の人も覚悟が必要だ。

  • チームのパフォーマンスを下げている原因の人
  • 周囲からクレームが多い人
  • 社内で嫌われている人
  • 社歴が浅い人
  • 業界経験が少ない人
  • 人数が多いチームに所属する人

外資系とは言えども、日本にいる以上、”仕事をしない”というだけでは簡単にクビにできないのも実情だ。ただし、条件さえ揃えば、「待ってました!」とばかりにクビにされてしまう。

定期的なパフォーマンス向上のためのリストラがある会社なのかは、
外資系の転職に強い転職エージェントに相談するのが一番だ!

外資系のクビって「明日から来るな」と言われるの?

日本の法律に則って、大体の場合は発表・通告から数週間の猶予がある。
退職に同意する旨の書類を渡され、X月Y日までにサインしなさいと渡される。

欧米では「次の日からもう出社しないように」と言われることも多いが、日本はケースは「明日から来なくていい」のケースは稀だと思う。

また、これはないこともあるが、”パッケージ”というまとまったお金を提示され、「このお金を渡すから退職に同意しなさい」ということもある。

外資系転職でクビのリスクを下げるには?

クビの対象は成績の未達や周りのパフォーマンスに悪影響を与えている人、周囲からの評判が良くない人のみではない。

完全回避は難しくても、リスクを抑えて外資系へ転職するときは、
以下の2つの方法で会社の情報を集めるのが一番だ。

実績のある外資系向け転職エージェントへの相談

転職エージェントへの相談は基本無料
実際に私も転職のときには数社に登録してかなり入念に相談している。

業界経験の長い知人に噂を聞く

業界が長ければ、よくリストラやレイオフがある会社や、営業成績に厳しい会社などの情報も集まるはずだ。
それらの情報を知っていそうな人に聞くというのも手である。

外資系に転職したら簡単にクビになるのか?:まとめ

最後に会社の状況によって理不尽なクビは珍しくない。
急な「チーム解散!」があったり、「日本支社撤退!」という発表されたり、
これらは外資系企業に転職する際に考慮すべき一つのリスクではある。